20120228

One of the greatest joys in life is having one's hair brushed.


土曜日に国公立の前期試験が終わったので、早速『ハングオーバー!〜消えた花ムコと史上最悪の二日酔い〜』、『ジュリエットからの手紙』、『エリック探して』、『パプリカ』、『英国王のスピーチ』、『グリーン・ホーネット』、『ペントハウス』の7本を観ました。

この中で特に良かったものはケン・ローチ監督の『エリックを探して』。人生どん底のエリックの元にエリック・カントナが現れて助言を与えていくというストーリー。小さな出来事にも勇気をだすことで人生は変えられる、大人でも成長できる、と希望をもらえる作品。本当にどうしようもない時、他人に助けを求めてしまうのが現代人なのかなあ、と思った。
『英国王のスピーチ』は、まず内容がフレッシュで、コリン・ファースの吃りと怒りの演技が最高。個人的にヘレナ=ボナム・カーターが大好きだから、作中の夫婦愛は彼女が妻役を演じたからから丁度良く控えめに描かれたのだと思う。印象的だったのは、ジョージ六世が即位した後に、子供たちが父親に陛下として接するシーン。
『ジュリエットからの手紙』はカテゴリ的にはラブストーリーなんだろうけど、私には最高のロードムービーだった。イメージそのままのイタリアの街並みが描かれているし、農場の風景もでてくる。私はお墓のシーンがめちゃくちゃ綺麗でお気に入り。あとアマンダ・セイフライドの髪も超きれい。クレアが母親に捨てられたソフィの髪をときながら、「髪をといてもらうのは人生の喜びのひとつ」と言うシーンは泣いた。

まだ後期試験があるから少し勉強しなきゃいけないけど、新生活が始まって忙しくなる前に絶対観ておきたい作品は、『17歳の肖像』、『ミラル』、『ブラック・スワン』、『水曜日のエミリア』、『東京ゴッドファーザーズ』、『BIUTIFUL』、『小さな村の小さなダンサー』。最後の二作は思いっきり救いがなく暗そうだから迷ってるんだけど、他の5作品は観たいな。あと今シーズン劇場上映作品では、『ドラゴンタトゥーの女』、『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』、『シャーロックホームズ』が気になる。